編集員ブログ第二回、担当の松本海です。

私事ですが、先日、大学院博士後期課程の入試で面接を受けました。

 

ずらりと並ぶ教授陣に囲まれて、緊迫した雰囲気の中、様々な質問を受けました。

その中の一つに「今一番お手本にしたい若手研究者は誰ですか?」という質問がありました。

 

僕は、緊張も拍車をかけ、シドロモドロした返答をすると、「しっかりと現在の研究動向をみなさい」と軽くお叱りを受けました。

続けて教授陣は、新進気鋭の研究者として「浅野麗」さんや「渡邊英理」さんの名前を挙げました。

それから教授陣は、浅野さんの話題でもちきりとなりました。

 

浅野さんって、この前くまくま会の例会に来てくれた浅野さん?!

そんなすごい人だったんだ……。

一緒に飲んだけれど、まだ論文読んでないや……。

 

そう思い立った僕は、面接が終わるや、すぐさま浅野さんの著書『喪の領域 中上健次・作品研究』を書店で取り寄せてもらいました。

 

『喪の領域』は、従来の中上論を参照しつつ、浅野さん独自の視点から中上健次の作品を切り取り、また再構成していて、今までには無い新しい中上健次論になっています。ぜひ読んでみてください。

 

次回、6月13日のくまくま会例会では、なんと浅野さんも発表してくれるということで、今からワクワクしています。

 

 

次の定例会は豪華で、浅野さんに加え、佐藤康智さん、そして中上紀さんにご登壇いただけます。

 

佐藤康智さんには、これまでの例会でも司会などを務めていただいておりましたが、ガッツリとした中上健次論は公の場では実は聞いたことが無かったので、これからどのような「康智節」が聞けるのか、大変楽しみにしています。

 

中上紀さんには、くまくま会の発足の際からお世話になっております。いつも知られざる中上健次像を教えてくれて、毎回目からウロコです。

個人的なことなのですが、今回実は一つの目標があります。それは、「中上健次」論ではなくて、「中上紀」論を色々聞いてみたいなということです。「中上紀」という一人の作家に迫ってみたいなという、裏テーマを持って、今回は紀さんの「熊野物語」を読んでから例会に参加しようと思っています。

 

 

 と、半分は例会の宣伝になりましたが(笑)、次回の例会はたくさんの人に聞いてほしいなと思っています。

みなさんお誘い合わせのうえ、是非ご参加ください!